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LINE配信ツール比較|Lステップ・エルメ・Liny・Mico・DECAをサブスクラインと比較【2026年版】

2026.06.29

LINE配信ツールを比べると、機能表の上の方はどれも似ています。ステップ配信、セグメント配信、リッチメニュー、流入計測。配信そのものは、もうどのツールでもできる。迷うのはその先です。集めた友だちに「売る」「もてなす」、そして来店時に「順番待ちまでさばく」ところまで、同じ基盤で続けられるか。本記事は、Lステップ・エルメ・Liny・Mico・Lai・DECA・KUZEN と、AI駆動のLINEマーケティングCRMサブスクラインを、各社の公開情報ベース(取得日 2026-06-27)で並べて整理します。

この記事でわかること

  1. 配信機能はもう差がつかない、という前提
  2. 差が出るのは「売る・もてなす・順番待ち」をつなげられるか
  3. 主要ツール比較表(配信/決済/予約/会員証/順番待ち/AI)
  4. 各ツールの特徴(Lステップ・エルメ・Mico/Lai/DECA系・OSS)
  5. 事業者タイプ別、どれを選ぶべきか

先に結論。ステップ配信・セグメント配信・広告の流入計測は、ここで挙げる各社がひと通り対応します。差がつくのは2点。LINEの中でサブスク決済・EC・会員証・順番待ちまで束ねられるか、そしてAIが配信文や画像だけでなく、LP・リッチメニュー画像などの運用物まで作り、売上・来店データとつながるか。配信に特化したいなら配信専業が、集客から販売・接客まで1本化したいならその設計を備えた製品が向きます。

配信機能は、もう選定の決め手にならない

LINE公式アカウントを軸にした配信ツールは数が増え、基本機能の差はかなり詰まりました。友だちを属性で分けて送るセグメント配信、登録後に順を追って送るステップ配信、タップを誘導するリッチメニュー。この記事で取り上げるツールは、いずれもこのあたりを標準で持ちます。広告やQRからの流入経路を記録する機能も、上位プランを含めればほぼ共通です。

だから「配信ができるか」で比べても、表はほとんど◯で埋まります。決め手にならない。実際に運用が詰まるのは、配信のあとです。クーポンを送って予約につなげたい。会員証を出して再来店を促したい。LINEの中で月額課金(サブスク)や物販まで完結させたい。来店当日は順番待ちをさばきたい。ここで、ツールごとに「できる範囲」がはっきり分かれます。

配信はできるのに、予約・決済・会員証がそれぞれ別の場所に分かれて止まっている様子
配信まではどのツールも届く。その先の「売る・もてなす」で経路が分かれる。

差が出る3つの領域

配信の先を、3つに分けて見ると整理できます。

1. 売る(LINE内のサブスク決済・EC)

LINEの中で月額課金やモバイルオーダーまで完結できるか。配信専業のツールは、ここを外部の決済サービス連携で補うか、対象外にしていることが多い領域です。

2. もてなす(会員証・ポイント・予約)

デジタル会員証やポイント、予約をどこまで自前で持つか。予約は対応するツールが増えましたが、会員証・ポイントはLINE純正機能の範囲にとどまる構成と、独自に持つ構成で差が出ます。

3. さばく(順番待ち)

来店当日の順番待ちまでLINEで扱えるか。ここを配信ツールが持つ例はまだ少なく、別サービスを足す前提になりがちです。

LINE配信ツール 比較表

観点サブスクラインLステップ/Liny配信CRMの定番エルメ無料枠ありMico/Lai/DECA/KUZENAI寄りの配信系
初期/月額初期0円〜/月9,800円〜成果連動・手数料3.9%〜0円〜/月5千〜8.7万円公開価格0円〜/月0〜3.3万円無料プランあり要問い合わせ中心Laiは月9,800円〜
ステップ/セグメント配信
広告計測/流入経路Meta・X・Yahoo・TikTok等へCV送信
サブスク決済(LINE内)標準非対応Stripe連携DECAは外部連携
予約配信が主体
EC/モバイルオーダー
デジタル会員証/ポイントLINE純正LINE純正DECAはミニアプリ
順番待ち2026年9月予定・ベータ
AIで運用物(LP・リッチメニュー画像)を生成AIビルダー
料金透明性(公開価格)Laiのみ公開

◯=標準対応/△=限定・上位プラン・外部連携・LINE純正機能の範囲/✕=非対応・公開情報なし。各社公式の公開情報ベース(取得日 2026-06-27)。Liny は Lステップのエンタープライズ向け版のため公開価格は Lステップに集約。「要問い合わせ」の製品は記載外の機能を含む場合があります。料金・仕様は改定されることがあるため、各社最新情報をあわせてご確認ください。

各ツールの特徴

Lステップ/Liny ― 配信CRMの定番

Lステップは、ステップ配信・セグメント配信・流入経路分析を高い完成度で持つ配信CRMの代表格です。料金が公開されている点も選びやすさにつながっています。予約機能も備え、来店業種でも使われます。一方で、LINEの中でのサブスク決済やモバイルオーダーは標準では持たず、会員証・ポイントはLINE純正機能の範囲が中心です。Liny はエンタープライズ向けの位置づけで、要件が大きい組織に向きます。配信と顧客管理を軸に固めたい事業者に合う構成です。出典:linestep.jp

エルメ(L Message) ― 無料枠から始められる

エルメは無料プランがあり、小規模から試しやすいのが特徴です。ステップ配信・セグメント配信・予約に対応し、決済はStripe連携で補えます。会員証・ポイントはLINE純正機能を活かす形です。コストを抑えて配信と予約を始めたい段階の事業者にとって、入口になりやすいツールです。出典:lme.jp

Mico/Lai/DECA/KUZEN ― AI寄りの配信系

このグループは、AIを使った配信の自動化・効率化を打ち出している製品群です。Mico(Engage AI)はAIによる配信の自動化まで踏み込み、料金は要問い合わせ・最低契約期間ありの形。Lai は月額が公開され、AIがコピーを提案し承認して配信する設計です。DECA はミニアプリや文面サポート、KUZEN はチャットボット寄りと、それぞれ強みの置き所が違います。共通して配信とAIが主軸で、予約・EC・会員証・順番待ちまでを1製品で束ねる設計ではない点は、選定時に確認しておきたいところです。出典:mico-inc.com / l-ai.jp / deca.marketing / kuzen.io

オープンソースという選択肢 ― LINE Harness

SaaSではなく、自社で構築・運用する道もあります。OSSの LINE Harness(MIT・MCPサーバー同梱・セルフホスト)は、ステップ/セグメント配信や100以上のAPIを公開し、ソフト利用料は0円。無料枠のインフラを使えばサーバー代も抑えられます。ただし構築・保守・障害対応・セキュリティ更新は自社の責任で、サポート窓口はなく、属人化のリスクも自分で抱えます。エンジニアリング体制がある事業者には有力ですが、月額0円の裏側にある運用工数を見込む必要があります。SaaSは、その責任ごと月額数千円〜で外部化する選択肢です。出典:github.com/Shudesu/line-harness-oss

配信ツール・予約ツール・決済ツール・会員証ツールが別々に積み上がっていく様子
配信・予約・決済・会員証をそれぞれ別ツールでそろえると、契約も連携も積み上がっていく。

「配信だけ」では止まる理由

配信ツールを入れると、メッセージは届くようになります。けれど、届けた先で売上をつくるのは、予約・決済・会員証・接客の工程です。配信ツールは配信で完結し、決済は決済サービス、会員証はLINE純正、順番待ちは別サービス。役割ごとに契約が増えていきます。ツールが増えるほど、連携の手間と顧客データの分断も増えます。AIで配信文を効率化できても、そのAIが予約状況や決済履歴を知らなければ、提案は配信の中だけにとどまります。

サブスクラインの場合

サブスクラインは、配信から先の「売る・もてなす・さばく」までを1つのLINE基盤に載せる設計です。

  • 配信:ステップ配信・セグメント配信に加え、Meta・X・Yahoo!・TikTokへサーバ間でコンバージョンを送信し、流入を友だち個人に紐づけて育成します。
  • 売る:LINEの中でサブスク決済・EC/モバイルオーダーまで完結。アプリのダウンロードは不要です。
  • もてなす:デジタル会員証・ポイント・予約を同じ基盤の上で扱います。
  • さばく:順番待ちに対応予定(2026年9月リリース予定・ベータ)。来店当日の運用までLINEで続けられます。
  • AIで運用物まで:AIが配信文・画像を生成し、利用者は承認するだけ。LP・リッチメニュー画像までAIビルダーで作れます。MCPで顧客・配信・予約・決済まで横断して操作でき、AIの提案が売上・来店データとつながります。

料金は初期費用0円〜/月額9,800円〜/売上手数料3.9%〜の成果連動で、売上が伸びるほど手数料率が下がります(初期費用0円は条件・期間あり)。「配信ツール+予約ツール+決済ツール+会員証」と積み上げる代わりに、1契約で集客から販売・接客までを動かせるのが違いです。製品の全体像は サービス紹介、実際の使われ方は 導入事例 をご覧ください。

広告から友だち追加、配信、販売、来店、順番待ち、リピートまでを1本の線でつなぐ様子
広告 → 配信 → 売る → もてなす → 順番待ち → リピートまでを、1つの基盤でひと続きにする。

目的別の選び方

配信と顧客管理を軸に固めたい、料金の見通しを重視する場合:Lステップ/Liny が合います。配信CRMとしての完成度が高く、公開価格で検討しやすい構成です。

無料枠から小さく始めたい、まずは配信と予約だけ動かしたい場合:エルメが入口になりやすい選択です。

AIによる配信の自動化・効率化を主目的にする場合:Mico/Lai/DECA/KUZEN が候補に入ります。各製品の得意領域と契約条件を確認したうえで選ぶのがよいでしょう。

自社にエンジニアリング体制があり、運用工数を引き受けてでもコストを抑えたい場合:OSSの LINE Harness が有力です。

配信から決済・会員証・予約、さらに順番待ちまで1本化したい来店型・サブスク型の事業者:計測・配信・販売・接客を同じ基盤で持つサブスクラインが向きます。ツールの数と連携工数を抑えられます。今のツールからの乗り換えも併用も可能です(詳しくは Lステップなど他社ツールとの併用 をご確認ください)。

主要ツールの比較を1枚にまとめた資料(PDF・無料)

配信だけでなく、広告計測・予約・会員証・決済・AIまで、カテゴリ横断で各社を比較しています。

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よくある質問

Q. LINE配信ツールはどう選べばいいですか?

配信そのものは各社がひと通り対応します。選定の分かれ目は、予約・決済・会員証・順番待ち・AIまで束ねて1本化したいのか、配信に特化したいのかです。来店型やサブスク型で運用を1つにまとめたいなら統合型、配信と顧客管理を軸に固めたいなら配信専業が向きます。

Q. Lステップとサブスクラインのいちばんの違いは何ですか?

Lステップは配信CRMが本業で予約機能まで持ちますが、LINE内のサブスク決済・EC・順番待ちは標準では対象外です。サブスクラインは配信に加え、決済・会員証・予約・順番待ち(2026年9月予定)までを同じLINE基盤で扱います。

Q. LINE配信ツールは無料で使えますか?

エルメなどには無料プランがあります。OSSの LINE Harness はソフト利用料が月額0円ですが、構築・保守・障害対応・セキュリティ更新は自社の責任になります。無料の範囲と、運用にかかる手間の両方を見て判断するのが現実的です。

Q. AIで配信を自動化できますか?

サブスクラインはAIが配信文・画像を生成し、利用者は承認するだけで配信できます。LP・リッチメニュー画像までAIで作れます。Mico は承認を省く自動配信まで、Lai は提案を承認して配信する設計と、AIの踏み込み方は製品ごとに異なります。

Q. いまのLステップから乗り換えられますか?

併用も乗り換えも可能です。配信を続けながら決済や順番待ちだけ足す使い方もできます。違いの詳細は サブスクラインと他のLINEツール(Lステップなど)との違い をご覧ください。

※ 本記事の比較は各社の公開情報に基づく傾向です。「要問い合わせ」の製品は記載外の機能を含む場合があります。料金・仕様は改定されることがあるため、導入検討時は各社の最新情報をご確認ください。他カテゴリの比較は 比較記事一覧 もあわせてどうぞ。取得日:2026-06-27。

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