ここでは、サブスクラインのセグメント配信で本番送信する前に実施すべき確認手順とポイントをまとめました。
1. 配信前に必ず確認するチェックリスト
1-1. コンテンツ(文面・見た目・リンク)
- 誤字脱字/表記統一(数字・単位・句読点・敬語の統一)
- 改行・余白・絵文字の表示確認(iOS / Android で見え方を確認)
- ボタン/URLのリンク先が正しいか、すべてクリックテスト(UTM・パラメータも)
- 画像サイズ・比率・解像度(はみ出し/粗さ/文字つぶれ防止)
- 差し込み変数(氏名・会員種別など)が実データで正しく埋まるか/未登録時も崩れないか
- クーポンや期日・条件の文言が正しいか(期限切れ・誤表記防止)
リンク切れ・未更新リンクは失敗の“定番原因”。本番前に全リンクの到達と動作(フォーム送信・カート投入・LP表示)まで確認してください。
1-2. セグメント条件(対象・除外・件数)
- 利用ラベル/属性/行動(開封・クリックなど)の条件式(AND/OR)に誤りがないか
- 対象件数が妥当か(想定より極端に多い/少ない場合は条件を再点検)
- ユーザーグループの除外設定(配信停止者、重複受信者、退会者 など)
1-3. 送信量・プラン・上限
- LINE公式アカウントの「当月の無料メッセージ残数」
- LINE公式アカウントの「課金超過の有無(プラン別に上限が異なります)」
上限超過やプラン未確認のまま大量配信すると、想定外の課金・未送信・失敗ステータスの原因になります。事前にプランと残数を必ず確認してください。
2. 推奨フロー:テストから本番まで
2-1. 下書きとプレビュー
- 管理画面で配信コンテンツ(メッセージ)を作成
- 下書き保存・プレビュー表示(文面/レイアウト/ボタン配置を確認)
2-2. 少人数テスト配信
- 社内用のテスト用ラベル/ユーザーグループ(自分・同僚など数名)を作成して実送信
- 変数などが正しく表示されるかを確認
- 全リンクの遷移・フォーム・購入導線まで実操作で検証
テスト配信は“実環境”での唯一の再現手段です。配信先を「テスト用ユーザーグループ」に限定して、開封・クリックのレポートも合わせて確認しましょう。(対象者が20件未満の場合、LINE API仕様上レポート表示が行われません。)
3. よくある失敗と対策
上限超過・プラン誤認:月間無料通数や課金閾値を見落として配信失敗・追加費用が発生。
→ 配信前に「当月残数」と「配信予定通数」を必ず確認し、必要に応じて配信ボリュームを設定。
セグメント条件ミス:AND/ORの取り違え、除外漏れ、想定外の大量送信。
→ 「対象件数」が想定内かを数値で確認し、テスト用セグメントで本番同条件の少人数テストを実施。
リンク未更新・リンク切れ:テンプレの使い回しで古いURLのまま送信。
→ 全リンクを実クリックで検証し、コピー元からの未更新リンクがないかチェック。
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