外部ページでのCVをトリガーにサブスクライン経由で広告媒体へ成果計測する際の設定方法
対象読者
本ページは、サブスクラインを利用し、LINEから外部ページへ遷移し、外部ページ上でコンバージョンした際に広告システムと連携を行いたい方向けに作成されています。
目的
本マニュアルでは、次の3点を実現する方法を解説します。
- LINEのパラメータを外部ページに引き継ぐ方法
- 外部ページでLINEパラメータを保存する方法
- 広告システムとの連携方法
1. LINEのパラメータを引き継いで外部ページを開く
概要
サブスクラインのtransfer機能を使用すると、LINEユーザIDやLineConfigIDなどのパラメータを外部ページに引き継ぐことができます。
手順
- LINEのLIFF URLとLineConfigIDを準備
- 外部ページのURLを指定
- 以下の形式でURLを構築する
URL構築例
https://liff.line.me/1111111-aaaaa/transfer/?lineConfigId=123456&url=https://example.com/&luid=lineUserId&lcid=123456
実際の動作例
LINEユーザIDがabcde
の場合、最終的に開かれるURLは次のようになります。
https://example.com?luid=abcde&lcid=123456
luid
は LINEユーザID、lcid
は LineConfigID を意味します。2. 外部ページでLINEのパラメータを保存する
概要
外部ページに引き継いだLINEのパラメータを保存し、後の処理で利用できるようにします。
実装手順
- 以下のJavaScriptタグを外部ページに埋め込む
< script src="https://cdn.subscline.jp/sdk/query-getter/v1/latest.js?type=setter">
パラメータの保存
外部ページが開かれた際に、クエリパラメータからLINE情報をローカルストレージに保存します。例えば、
https://example.com?luid=abcde&lcid=123456
が開かれた場合、以下の情報がローカルストレージに保存されます。
- LINEユーザID:
abcde
- LineConfigID:
123456
ローカルストレージにLINEユーザIDを保持しておくことで、後の処理(コンバージョン計測やユーザ識別など)で活用できます。
3. 広告システムと連携する
概要
コンバージョン時(例: サンクスページ到達時)に、サブスクラインと広告システムを連携させ、コンバージョン情報を広告プラットフォームに反映します。
実装手順
- サブスクラインの自動応答機能を利用 – 管理画面で自動応答メッセージを設定
- 自動応答の発火キーワードを設定 – 例:
conversion
- 以下のJavaScriptタグをコンバージョン完了ページに設置
< script src="https://cdn.subscline.jp/sdk/postback/v1/latest.js?keyword=conversion">
仕組み
上記タグにより、ステップ2でローカルストレージに保存されたLINEユーザID(luid)およびLineConfigID(lcid)を使用して、サブスクライン側へコンバージョン発生の通知(ポストバック)が行われます。サブスクラインの自動応答機能であらかじめ設定したキーワードconversion
にマッチする自動応答がトリガーされることで、コンバージョン情報を記録し、必要に応じて広告システム側へ連携する仕組みです。
自動応答によるポストバック通知と広告プラットフォームの計測を組み合わせることで、LINE経由のコンバージョンを各広告媒体で正確に把握できます。
まとめ
ステップ | 内容 |
---|---|
1. パラメータの引き継ぎ | transfer機能を使用し、LINEのユーザID等を外部ページに渡す |
2. パラメータの保存 | 専用のJavaScriptタグでパラメータを取得し、ローカルストレージに保存 |
3. 広告連携 | 自動応答機能とポストバックタグを利用して、コンバージョンデータを広告システムに送信 |
このマニュアルを参考に、サブスクラインを活用した広告連携をスムーズに実施しましょう。
ご不明点や設定サポートが必要な場合は、お気軽にご相談ください。
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