〇〇を設定してもLINEメッセージが届かない

設定してもLINEメッセージが届かない場合のトラブルシューティング

サブスクラインでは、仮予約通知、予約確定通知、定期メッセージ、クーポン配信など様々な種類のメッセージを自動送信できます。しかし、設定を行ったにもかかわらず、これらのメッセージがユーザーに届かない、または配信に問題が発生する場合があります。本記事では、そのような場合の原因と解決策について順に説明します。

対象となるメッセージ種類: 仮予約、予約確定、定期メッセージ、サービスメッセージ、リマインダー通知、クーポン配信、決済通知、その他マーケティングメッセージ

発生する可能性のある問題

  1. メッセージが届かない(設定したメッセージが全く送信されない)
  2. メッセージが遅延して届く(予定より大幅に遅れて配信される)
  3. 誤ったメッセージが送信される(意図しない内容のメッセージが届く)
  4. 一部の顧客にのみ届かない(特定のユーザーグループにメッセージが届かない)
  5. 変数(プレースホルダー)を含むメッセージが正しく表示されない(置換が行われず生の変数名が表示される)

考えられる原因と対処方法

LINE公式アカウント未連携

サブスクラインとLINE公式アカウントの連携ができていない場合、メッセージを送信するチャネルが存在しないため、 どのメッセージもユーザーに届きません。設定を保存しただけで公式アカウントとの連携をまだ行っていない場合は、まず連携作業を行ってください。

  1. 管理画面でLINE公式アカウントとの連携状況を確認する(「連携済み」の表示があるか)。
  2. 未連携の場合は、管理画面の設定メニューからLINE公式アカウントの チャネルIDチャネルシークレットを入力し、連携処理を実行します。
  3. 連携後、テストメッセージを送信して正常に届くか確認してください。

店舗設定へのLINE公式アカウントの紐付け不足

「LINE公式アカウント未連携」の設定が正しく行われていても、店舗の設定に対象のLINE公式アカウントが紐づいていない場合、メッセージが正常に送信されないケースがあります。特に複数店舗を運営している場合、店舗ごとに正しいLINE公式アカウントの紐付けが必要です。

  1. 管理画面で店舗ごとの「LINE公式アカウント」が正しく設定されているか確認する。
  2. 未設定の場合は、対象店舗の設定から利用するLINE公式アカウントを選択し、連携処理を行う。
  3. 連携後、テストメッセージを送信して正常に届くか確認する。

Webhook設定の不備

予約確定通知や決済通知など、ユーザーの特定の操作やイベントに応じて送信されるメッセージでは、 Webhook(ウェブフック)の設定が重要です。LINE DevelopersコンソールでWebhook URLが正しく設定されていなかったり、Webhook送信が有効化されていない場合、サブスクライン側にイベントが届かず、対応するメッセージが送信されません。

  1. LINE Developers上のチャネル設定でWebhook URLがサブスクライン指定のURLになっているか確認します。
  2. 「Webhook送信」または「利用する」の設定がオンになっていることを確認します。
  3. サーバー側(サブスクラインまたはご自身のサーバー)の受信エンドポイントが正常に稼働しているかテストします。LINE Developersコンソールの「接続確認」機能を使うと便利です。

LIFF設定ミス

サブスクラインではLINEミニアプリ(LIFFアプリ)を用いてユーザーから情報を取得したり操作を行ったりしていますが、LIFFの設定に誤りがあると、これに起因するメッセージ配信が正しく行われない場合があります。例えば、LIFF IDを間違えて設定していたり、必要な権限スコープを付与していないと、ユーザーの操作データがサーバーに送信されず、対応するメッセージ(予約確認通知など)が届かなくなります。

  1. LINE DevelopersコンソールでLIFFの登録内容を確認します。正しいLIFF URLやサイズ、Scope(権限)が設定されていることを確認してください。
  2. サブスクラインの管理画面やミニアプリのコード上で使用している LIFF IDが、LINE Developersコンソールで確認した正しいIDと一致していることを確認します。
  3. ミニアプリを実際に起動し、ログインや操作が正常に行えるかテストしてください(必要に応じてLIFFの初期化エラーが出ていないか確認)。
  4. 設定を修正した場合は、再度ユーザー操作からメッセージ配信が行われるか確認します。

メッセージ配信条件の誤設定

メッセージのスケジュールや配信対象の条件設定に誤りがあると、意図したとおりに配信されません。例えば、配信日時を将来の日付ではなく過去の日付に設定してしまった場合や、対象セグメントの設定ミスにより該当ユーザーが存在しない条件になっている場合などです。このような誤設定により、メッセージが 届かないあるいは誤ったタイミング・対象に配信されてしまうことがあります。

  1. メッセージの配信日時や頻度を確認します。設定した日時が現在より過去になっていないか、タイムゾーンの設定が正しいか見直してください。また、定期配信の場合は、適切な繰り返し間隔が設定されているか確認します。
  2. 配信対象の条件(セグメント、タグ、ユーザー属性フィルターなど)を確認します。想定したユーザーがその条件に含まれているか、条件が厳しすぎて対象者がゼロになっていないかをチェックしてください。全ユーザーに送るつもりであれば、条件設定をオフにするか、「友だち全員」など正しいオプションを選択します。
  3. 自動送信のトリガー設定を見直します。予約完了時に送るべきメッセージが別のイベントに紐付いていないか、 誤ったテンプレートを選択していないか、複数の自動メッセージ設定が競合していないか確認してください。
  4. メッセージ内容にプレースホルダー(変数)が含まれる場合、その変数名が正しいか確認します。 プレースホルダー名のスペル間違いや対応するデータ未登録により、変数部分が空白になったり意図しない表示になることがあります。
  5. 設定変更を行った場合は、保存忘れがないか確認し、必要に応じてテスト配信を行って動作確認してください。

友だち登録やブロック状況

ユーザーがLINE公式アカウントを 友だち追加していない場合、または追加後にブロックしてしまった場合、こちらから送信するメッセージを受け取ることができません。これはLINEの仕様による制限で、ユーザーが公式アカウントと友だちになっていなければ配信は行えません。例えば、新規顧客がミニアプリを利用したが公式アカウント自体は友だち追加していない場合、そのユーザーにはメッセージを送れません。

  1. ユーザーが公式アカウントを友だち追加しているか確認します。必要に応じて、ミニアプリ利用時に友だち追加を促す仕組み(友だち追加ボタン等)を導入してください。
  2. 特定のユーザーに届いていない場合は、そのユーザーにブロックされていないかも考慮してください(ブロックされている場合、こちらから確認する手段はありません)。
  3. テスト時には、自分自身が対象の公式アカウントを友だち追加済みであることを忘れずに確認しましょう。
※ユーザーが公式アカウントを友だち追加していない場合、メッセージは配信できません(ブロックされている場合も同様)。

メッセージ配信制限(LINEのスパム規制など)

LINE公式アカウントには、プランに応じた月間の配信通数上限や、短時間に大量のメッセージ配信を行った場合の制限があります。例えば、無料のコミュニケーションプランでは送信可能なメッセージ数は月に200通までが上限のため、超過するとメッセージを送信できません。また、短期間に大量のメッセージを送信するとスパムと見なされ配信が制限される可能性もあります。

  1. ご利用中のLINE公式アカウントのプランと配信実績を確認してください。直近で月間上限数に達していないか、LINE公式アカウントの管理画面でチェックします。
  2. もし上限を超えている場合、当月はそれ以上自動配信ができません。必要に応じてプランのアップグレードや追加メッセージ枠の購入をご検討ください。
  3. スパム規制に抵触するような高速・大量のメッセージ配信を行っていないか確認します。ユーザーから大量のブロックやスパム報告を受けると、配信停止措置が取られる場合があります。
※無料プラン利用時は特に月間配信数の上限超過に注意してください。上限を超えると翌月までメッセージが送信できなくなります。

サーバーエラーや通信障害

サブスクラインのシステム、もしくは連携しているサーバーに一時的なエラーやネットワーク障害が発生した場合、メッセージ配信が失敗したり遅延したりすることがあります。例えば、サーバーがダウンしている間に送信を試みたメッセージは処理されず、その後復旧してから遅れて配信される、あるいは配信自体されなかった可能性があります。

この場合、サブスクラインの管理画面上で エラーログや障害通知を確認してください。特定の時間帯にまとめて配信失敗が発生していないかや、システムメンテナンス情報が出ていないかをチェックします。また、ご自身のネットワーク環境に問題がないか(外部APIに接続できているか)も併せて確認してください。問題を特定・解消した後、必要であれば対象ユーザーに再度メッセージを送る対応を取ってください。

その他の技術的な制約や仕様

上記以外にも、利用している機能や環境に起因する技術的な要因でメッセージが届かないケースがあります。例えば、メッセージテンプレート内の変数(プレースホルダー)がシステムで認識されない形式で記述されている場合、正しく置換されず表示が乱れることがあります。また、LINEの仕様上、特定の種類のメッセージは一般的なテキストメッセージとは異なる条件が必要になる場合もあります(例: クーポン配信には事前にクーポンコードの設定が必要、特定APIの権限が必要など)。

考えられる他の要因として、メッセージサイズ(文字数)が極端に大きい場合や、未対応の絵文字・スタンプを含めている場合に配信エラーとなる可能性もあります。心当たりがある場合はメッセージ内容を調整してください。また、以上のチェックでも解決しない場合は、サブスクラインの開発元から提供されているドキュメントやヘルプセンターで類似の事例がないか確認するとともに、サポートへ問い合わせることを検討してください。

上記の対策を実施しても問題が解決しない場合は、お手数ですが、サブスクラインのサポートまでお問い合わせください。

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