よくある質問:ポイント/サブスク/QR発行の設定と運用
初期設定から店舗での実際の使い方まで、よくある質問形式でまとめました。
Q1. 「チェックイン用QR」と「ポイント付与用QR」の違い
A1-1. それぞれの役割の違い
チェックイン用QR:
・来店時に会員が読み取るQRコードです。
・サブスクプランの「利用権利を確認」し、「回数・利用上限」を消費します。
・会計前に読み取ってもらうことで、未払い・過剰利用を防げます。
ポイント付与用QR:
・会計内容に応じてポイントを付与するQRコードです。
・例:1杯=1pt、2杯=2pt、3杯=3pt…といった形で準備します。
・会計確定後に、スタッフが適切なポイント数のQRを提示・読み取りしてもらいます。
チェックイン用QRは「サブスクの利用管理」、ポイント付与用QRは「ポイントの付与管理」と役割が異なる運用です。
チェックイン用QRでポイント付与を行うことも可能ですが、付与されるポイントが複数パターン存在する場合は、2種類のQRを分けて運用することを推奨しています。
A1-2. よくある運用パターン
- 会計前:チェックイン用QRを読み取ってもらう(サブスク権利の確認)
- 注文確定後:杯数に応じてポイント付与用QR(1pt~5ptなど)を提示
- キャンペーン期間:1~10ptまでのQRを用意し、当日のルールに応じて付与
「チェックインとポイント付与を分ける」ことで、
・サブスクの権利超過を防ぎながら
・杯数に応じた細かなポイント設計
ができるようになります。
Q2. サブスク(定額)プランはどのように設計すればいいですか?
A2-1. 初期導入におすすめの「ライトプラン」例
いきなり高額な飲み放題プランから始めるのではなく、
まずは「月100円でサイズアップ無料/トッピング無料」のようなライトプランからスタートすることをおすすめします。
A2-2. 管理画面での具体的な設定項目
- 管理画面 →「プラン管理」→「新規プラン作成」
- 「プランの説明」で内容を設定:例)サイズアップ無料 / トッピング無料
- 「チェックイン回数制限」で利用条件を設定:例)1日1回/1杯まで
- プラン作成後、「クーポン」で割引仕様を設定:例)初月100円、2カ月目以降200円
- テスト登録 → 決済 → 会員証表示 → 来店チェックインまで一連の流れを確認
プランは複数作成できます。
導入初期は「お試しライトプラン」、慣れてきたら「1日1杯無料プラン」「回数券プラン」など、
段階的に高付加価値プランを追加する運用がおすすめです。
Q3. QRコードは最低限どれくらい用意すればいいですか?
A3-1. 最小構成での推奨セット
- チェックイン用QR:店舗ごとに1つ(カウンタ前に掲示)
- ポイント付与用QR:1pt〜5ptまで(想定杯数に応じて)
- キャンペーン期間用QR:必要に応じて1pt〜10ptまでを追加
・チェックインQRは「常設」で、
・ポイントQRは「レジ付近にまとめてファイリング」すると、
スタッフの方も迷わず運用できます。
A3-2. マルチ店舗運用時の注意点
- 店舗ごとにチェックイン用QR+1〜5ptのポイント用QRを発行・印刷
- QR名のルールを統一:例)「TOKYO_CHECKIN_2025-01」「TOKYO_POINT_2pt_2025-01」
- スプレッドシート等で「どの店舗でどのQRを使っているか」を管理
店舗別にQRを分けておくと、
読み取りログをもとに店舗別の利用実績・売上分析も行いやすくなります。
Q4. 会員と非会員で、LINEリッチメニューの表示を出し分けることはできますか?
A4-1. リッチメニューの出し分け
サブスクラインでは「会員ステータスに応じてリッチメニューを出し分けることができます。
※プロプラン以外の場合、セグメントリッチメニュー機能の有効化が必要です。
非会員向け(例)
- [サブスク登録]
- [メニューを見る]
- [店舗検索]
会員向け(例)
- [チェックイン]
- [会員証/利用履歴]
- [クーポン確認]
- ※「サブスク登録」は非表示にして混乱を防ぐ
会員・非会員でメニューを分けることで、
・非会員には「登録導線」をわかりやすく提示
・会員には「チェックイン・履歴・クーポン」に素早くアクセス
できるようになり、離脱を防げます。
Q5. 自動配信や自動応答はどこまで設定できますか?
A5-1. 最低限設定しておきたい2つの自動化
・例:来店が3か月空いているユーザーへ
・「お久しぶりクーポン」を自動配信
・例:「クーポン」と送信されたら
・利用可能なクーポン一覧を自動返信
・キーワードや行動に応じてラベルを付与
・後日のセグメント配信に活用可能
「来店から◯日経過」「クーポン未使用」などの条件で
自動的にフォローができるため、休眠防止・再来店促進に効果的です。
Q6. スタッフにはどのように説明すればスムーズに運用できますか?
A6-1. 会計時の標準オペレーション例
(1)サブスク会員の場合
- スタッフ:「サブスクはお持ちですか?」
- お客様:「はい」 → チェックイン用QRを読み取ってもらう
- 画面の「チェックイン完了」を確認
- 注文確定後、杯数に応じたポイント付与用QR(例:2杯→2pt)を提示
(2)非会員の場合
- スタッフ:「ポイントが貯まりますので、こちらから友だち追加をお願いします」
- 友だち追加後、初回来店時のポイント付与用QRを提示
- サブスク案内や登録導線は、リッチメニューやメッセージでフォロー
チェックインは必ず会計前に行ってください。
会計後にチェックインすると、
・未払い状態のまま権利だけ消費される
・利用条件超過に気付きにくい
といったリスクが高まります。
Q7. 不正利用やポイントの誤付与を防ぐ方法はありますか?
A7-1. QRコードのローテーション
・印刷したQRコードは定期的で差し替えることを推奨します。
・旧QRを無効化する設定を行うことで、
画像を保存して後日読み取るといった不正を抑止できます。
A7-2. 管理画面でのログ確認
- 管理画面からCSVエクスポート機能で利用履歴を出力
- ユーザーごとのポイント所持数/最終利用日時/読み取り日時をチェック
- 短時間に集中して付与されているユーザーなど、異常値がないか確認
Q8. 非会員にもポイントを付与できますか?
A8-1. 非会員へのポイント付与と会員化の導線
非会員の方でも、
・LINE友だち追加 → ポイント付与用QRの読み取り
という流れでポイントを付与できます。
非会員にポイント付与を行うことで、
「ポイントが貯まる」→「サブスクの方がお得」と感じてもらいやすくなり、
自然な会員化の導線として機能します。










コメント