サブスクラインで実現する自動リマインド通知&予約管理
サブスクラインの「自動リマインド通知・予約管理機能」を利用すると、予約受付から顧客フォローまでを自動化しつつスムーズに運用できます。
ただ予約を受け付けるだけでなく、店舗オペレーションの効率化やキャンセル率の低減、さらにはLTVの向上を目指せる点が大きな特徴です。
ここでは、その導入手順と運用を最適化するアイデアをまとめています。
目次
1. 自動リマインド通知と予約管理のポイント
自動リマインド通知とは、顧客が予約した日時の直前に、自動的に通知を送る仕組みです。
これにより予約忘れの防止やリマインド作業の削減、顧客満足度アップが期待できます。
一方、予約管理では日時だけでなく、複数店舗・スタッフ・メニューを一元管理できることが重要です。サブスクラインの予約機能を使うと、以下のような運用が可能になります。
- LINE上で予約手続きを完結(専用アプリ不要)
- 外部カレンダー(Googleカレンダー等)との連動
- 予約データに連動した自動通知・ステップ配信
- リソース管理で重複予約を防ぎ、運営を最適化
2. 予約設定前に確認しておくべきこと
サブスクラインで予約機能を利用する際、事前に以下の点をチェックしてください。
- 「店舗管理」にて、対象となる店舗が登録されているか
- 「プラン管理」で、対象プランの「予約受付」が有効になっているか
- 「予約管理」の基本設定で「予約を有効にする」がONになっているか
- リソースタイプ / リソース / メニューが正しく設定されているか
事前準備のポイント:
予約管理機能を使い始める際に、「プラン管理」で0円プランを活用するか、あるいは「月額・都度払いプラン」を採用するかをあらかじめ決めておくとスムーズです。
0円プランの場合は、予約画面へ直接飛ばすためのURL整形も可能になります。
3. 予約設定手順
次のステップを踏むと、ユーザー画面上で「予約」メニューが表示され、実際に予約受付が行えます。
-
店舗管理での店舗追加
必要であれば新規で店舗を作成し、所在地や営業時間など、予約に必要な情報を入力します。 -
プラン管理でプランを新規作成
「予約受付」を有効化したいプランについて「予約受付を有効にする」をオンに設定しましょう。 -
予約管理で設定を行う
「予約を有効にする」をオンにし、受付時間帯やキャンセルポリシーなどを設定します。 -
メニュー管理:リソースタイプの追加
施術室単位やスタッフ単位など、予約が紐づく「枠」となる大分類を定義します。 -
メニュー管理:リソースの追加
実際に予約を受け持つスタッフや個室、設備などを「リソース」として登録します。 -
メニュー管理:メニューの追加
サービス内容やコースの所要時間・料金などを設定し、顧客が選べるメニューを用意します。 -
ユーザー側から予約をテスト
ここまでの設定後、ユーザーがLINEメニューなどから予約画面にアクセスし、メニュー・日時・リソースを選択できるか確認します。
4. 予約画面URLの整形方法(0円プランの自動契約時)
0円プランを「自動契約」化し、ユーザーに会員登録をさせずに直接予約ページへ誘導したい場合、以下のURLフォーマットが利用できます。
※1円以上のプランでは、一度プラン選択画面を経由するフローが必要です。
URLフォーマット
① 店舗を指定しない場合:
https://liff.line.me/{liffId}/subscription/none/reservations/?forceContractPlanId={planId}&ts={unix10digits}
② 店舗を指定する場合:
https://liff.line.me/{liffId}/subscription/none/reservations/?forceContractPlanId={planId}&shopId={shopId}&ts={unix10digits}
- {liffId}:LIFFアプリ編集画面URL中のID
- {planId}:プラン編集画面URL中のID
- {shopId}:店舗編集画面URL中のID
- {unix10digits}:キャッシュ抑制用の任意の10桁UNIXタイムスタンプ
このURLをQRコード化して店頭やWebに掲載すれば、ユーザーは追加の会員登録手続きなく予約画面に直接アクセス可能になります。
5. 自動リマインド通知の活用とメリット
サブスクラインでは、予約が確定したタイミングから一定時間前に自動でリマインドメッセージを送ることができます。
これによってキャンセルや無断不来店(No-Show)を大幅に減らし、顧客とのコミュニケーション機会の創出にもつながります。
自動リマインド通知の主なメリット
- キャンセル率が低減:うっかり忘れを防止し機会損失を減らせる
- スタッフの手間削減:手動の電話やメール連絡の負担を軽減
- AIチャットとの連動:日程変更などの問い合わせを自動応答化
- 顧客接点の最適化:リマインドにクーポンや追加メニュー紹介を組み込みアップセルへ誘導
このように、自動リマインド通知と予約管理の連携により、「予約~来店~フォローアップ」までのプロセスをLINE上でシームレスに実現できます。
6. よくあるご質問(Q&A)
Q1:リマインド通知の送付タイミングはどう設定できますか?
A:管理画面の「予約管理 > メッセージ設定」などで、「予約日時の何日前・何時間前」という形で設定できます。複数回リマインドを送ることも可能です。
Q2:0円プランと有料プランを同時に運用しています。予約画面への誘導は異なりますか?
A:0円プランであれば、整形したURLを用いて直接予約画面へ飛ばすことが可能です。有料プランの場合は、ユーザーが一度プランを購入してから予約画面へ進む必要があります。
Q3:リマインド通知を送った後にキャンセルされたらどうなりますか?
A:お客様がLINE上でキャンセルすると、管理画面に即時で「キャンセル」ステータスが反映されます。必要に応じてキャンセル通知も送信できます。
Q4:複数のメニューやスタッフを扱う場合も対応できますか?
A:はい。「リソースタイプ」「リソース」「メニュー」を使い分けることで、拠点やスタッフ数が多い場合でも柔軟に運用できます。
Q5:リマインド通知後の質問にAIチャット(ChatGPT)を活用できますか?
A:可能です。あらかじめChatGPTのプロンプトを登録しておけば、日程変更やメニューの追加相談などにも自動で対応できます。
まとめ
サブスクラインの予約管理機能と自動リマインド通知を組み合わせることで、キャンセル率の低減だけでなく、顧客体験の向上やLTV最大化に向けた新たな取り組みが可能になります。
LINE上で完結する顧客とのやり取りを活用し、予約管理を起点に経営改善や収益拡大を図ってみてください。