サブスクラインの顧客管理機能は、LINE公式アカウントと連携し、店舗やオンラインサービスを横断して顧客情報を一元的に管理できる仕組みです。
友だち追加やサブスクプラン購入時に取得した会員データ、チェックイン履歴、予約状況、サブスク契約内容などを集約して管理できます。
データドリブンなマーケティング施策やリピート獲得施策を実施し、LTV(顧客生涯価値)を最大化することが可能です。
以下では、顧客管理機能の具体的な使い方やメリットを詳しくご紹介します。
サブスクラインのユーザー管理機能
顧客管理では、サブスクラインに認証・連携されたユーザー情報を、検索・参照・編集・エクスポートなど多彩な操作で活用できます。
サブスク型ビジネスやEC・予約管理・モバイルオーダー・AIチャットなどの運用を行う際に、ユーザー単位でデータを一元管理することが成功のカギとなります。
【ユーザー管理画面イメージ】
1. ユーザーの検索
管理画面のユーザー管理セクションにて、以下の条件で検索が可能です。
- 名前 / 会員番号 / メールアドレス
- チャットステータス(
unresponded
やresponse
など) - 最終チェックイン日
- 入会日 / 退会日
- ユーザーに付与しているラベル
検索後、条件に合うユーザーのみ一覧表示され、詳細画面へ進むことができます。
「リセット」ボタンで検索条件をクリアすると、全ユーザー表示の状態に戻せます。
【ユーザー検索画面イメージ】
2. ユーザー情報・契約状況の詳細
ユーザーを一覧から選択すると詳細画面へ遷移し、以下の情報を一括して確認できます。
- ユーザー基本情報(LINEアカウント名、フリガナ、メールアドレスなど)
- 契約プラン(サブスクプラン種別、契約期間、回数券残数など)
- チェックイン履歴(利用回数、消化日、店舗名など)
- メッセージ送信履歴やチャットステータス
さらに、ユーザー情報の編集やサブスク契約の解約処理なども可能です。
【ユーザー詳細画面イメージ】
2-1. ユーザー情報の編集
管理画面の「ユーザー情報を編集」から、名前やメールアドレスなどのユーザー情報を修正できます。
保存後、変更内容は即時に反映されます。
2-2. チェックイン回数の消化・取消し
ユーザーがチェックインし忘れた場合や誤って消化した場合、以下の手順で回数を手動修正できます。
- 回数の消化: 対象プランを選択 → 店舗名・日時を入力 → 消化回数を指定 → 実行
- 回数の取消し: チェックイン履歴から対象回数を選択 → メッセージ送信の有無を設定 → 取消し実行
手動操作後はステータス(手動消化
や取消済み
など)が履歴に反映されるため、正確な利用状況を把握できます。
2-3. サブスクリプション(契約中プラン)の解約
「サブスクリプションの解約」ボタンから、即日解約または期間終了日の解約予約が行えます。
- 即日解約: 解約手続き後、ステータスは「キャンセル済み」となりすぐに利用不可
- 期間終了日解約: 「キャンセル予定」と表示され、次回決済日まで残回数を利用可能
スタッフによる解約手続きで、不正利用や手続き漏れを防ぐことができます。
3. ユーザー情報のエクスポート(CSV出力)
ユーザー管理画面の「エクスポート」ボタンから、検索結果や全ユーザーのCSVを出力できます。主な項目は以下の通りです。
ヘッダー名 | 意味 |
---|---|
id | 会員番号 |
name | LINEアカウント名 |
image | LINEアイコン画像 |
displayName | 氏名 |
furigana | フリガナ |
Eメール | |
gender | 性別 |
birthday | 生年月日 |
lastSentAt | メッセージ送信日時(管理画面からの最新送信日) |
lastCheckedInAt | 最新チェックイン日時 |
userMemo | 備考欄(メモ)の内容 |
createdAt | 友だち追加をした日 |
updatedAt | 更新日(退会や決済情報変更等の最新更新日) |
zipCode | 郵便番号 |
address | 住所(都道府県 市区町村) |
address2 | 住所(番地以降) |
userAgent | 端末環境 |
userStatus | チャットステータス(unresponded / response / follow など) |
tel | 電話番号 |
例:
「特定プラン利用者のチェックイン数を集計し、
店舗間の利用傾向や継続率を定量的に可視化したい」
1) 該当プランのユーザーを検索 & CSV出力
2) ExcelやBIツールに取り込み分析
一元管理データの可能性
従来の顧客管理では、店舗・オンライン・広告媒体など、取得元ごとにデータが分断されがちでした。
しかしサブスクラインの顧客管理では、LINE公式アカウントを軸に情報を一元化し、以下のような展開が可能です。
- 解約リスクが高いユーザーへ「継続で○○円オフ」などを自動配信
- AIチャットとの連携で過去問い合わせを活用し、チャーンを防止
- 広告トラッキングを活かして流入先ごとのセグメント配信を最適化
- チェックイン数や購入履歴が優良な顧客に新プランやアップセルを提案
- CSV出力を通じて外部BIツールやDMPにデータを連携し、機械学習でLTVを予測
友だち追加からサブスク購入、チェックイン履歴、AIチャット対応履歴までをシームレスに統合することで、想定を超える施策を発掘できる可能性が広がります。
顧客データ一元管理のメリット
- リピーター育成施策:ユーザー属性や利用履歴に応じて適切なオファーを自動配信
- 運用コスト削減:スタッフが行うエクセル編集や重複チェックの手間を大幅削減
- 不正利用防止:チェックイン回数や解約ステータスをリアルタイムで把握して管理
- データドリブンな意思決定:プランごとの収益性やチャーン発生時期などを可視化
- 拡張しやすい連携:POSや予約システムとの連携、Webhookによる外部通知にも対応可能
ご利用の手順
サブスクライン導入後、管理画面にログインして下記の流れで顧客データを一貫管理できます。
- ユーザー検索: 条件を指定し目的のユーザーを絞り込み
- ユーザー詳細: 個別の契約状況・チェックイン履歴を確認
- 必要な操作: ユーザー情報編集、回数券の消化・取消し、サブスク解約など
- エクスポート: CSVデータを出力し、集計・分析に活用
- 施策立案: セグメント配信やクーポン発行などを検討
このサイクルを繰り返すことで、定量的なPDCAを効率よく回し、顧客接点の最大化に繋げられます。
お問い合わせ・ご相談
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