人気パーソナルジムYuriFitがサブスクラインでオンライン展開 – 顧客コミュニティ拡大と収益安定を実現

オンライン展開のきっかけと課題

池田ゆりさんは元グラビアモデルで、国内外のフィットネス大会で優勝経験も多数ある異色の経歴の持ち主です。現在はパーソナルトレーニングジム「YuriFit」を主宰し、その的確な指導と親身なサポートで予約の取れない人気トレーナーとして知られています。
そんな池田さんが次に挑んだのが、フィットネス指導のオンライン展開です。その背景には、地方や海外にもいるファンから「オンラインでレッスンを受けたい」という要望が寄せられていたことや、コロナ禍で自宅で運動するニーズが高まったことがありました。
さらに、対面レッスンは予約状況や季節によって売上が変動しやすく、安定した収益基盤を築きたいという思いもオンライン展開を後押ししました。
とはいえ、オンライン化には未知の不安もありました。対面指導ほど効果を実感してもらえるのか、画面越しでモチベーションを維持できるのか…。さらに、ITの専門知識がない中でどのようにオンラインサービスを構築すれば良いのかも課題でした。

サブスクライン導入の決め手と活用方法

こうした課題を解決するため、池田さんが導入を決めたのが、LINEを活用したマーケティングCRMプラットフォーム「サブスクライン」です。決め手となったのは、LINE上で顧客管理から月額課金まで完結できる手軽さでした。多くのお客様が日頃使っているLINEでそのままサービスを提供できるため、新しいアプリのインストールや複雑な会員登録が不要で、利用のハードルが低い点も大きな魅力です。
また、LINEのメッセージ機能を通じて会員と直接やり取りでき、双方向のコミュニケーションが図れるため、継続利用にもつながりやすいと期待しました。
実際にYuriFitでは、サブスクラインを使って月額制のオンライン会員プログラムを立ち上げました。利用者はYuriFitのLINE公式アカウントを友だち追加してプランに登録するだけで、オンライン会員になることができます。決済はLINE上で自動処理され、毎月の料金支払いもスムーズ。面倒な更新手続きも不要で、一度登録すればその後は継続利用できます。

池田さんはこのLINE公式アカウントを通じて、オンライン会員向けのコンテンツ配信を行っています。例えば、毎週オリジナルのトレーニング動画を配信しています。

週末には会員と一緒に体を動かすライブレッスンも開催しています。食事管理のコツやセルフケア方法といったコラム記事の配信も行い、オフラインのジムに劣らない充実したサポートを提供しています。また、会員から寄せられた質問には個別にLINEで回答し、きめ細かなフォローも欠かしません。
さらに、LINE上で誰がどのコンテンツを閲覧したかを把握できるため、人気のトレーニングを強化するなどサービス改善にも役立てているそうです。

ここがサブスクライン導入のポイントです。
既存ツール(LINE)を活用することで、会員登録・決済のハードルが低く、個別コミュニケーションや継続率向上につながる仕組みが整います。


実際のLINE公式アカウント


リッチメニューは会員種別により表示分けをすることで、どのユーザーにも使いやすい導線を実現

オンラインでも顧客を飽きさせない工夫

オンラインサービス開始後も、会員が飽きずに継続利用できるよう、池田さんは様々な工夫を凝らしています。その一つが定期的なチャレンジ企画の開催です。例えば、1ヶ月間の集中トレーニングに取り組む「30日チャレンジ」を実施し、完走した会員には池田さんから直筆のメッセージカードを贈るといった特典を用意しました。
ゲーム感覚で楽しみながら目標達成を目指せるこの企画は非常に好評で、多くの会員が積極的に参加しています。
また、オンラインでも仲間意識を持って楽しく続けられるよう、会員同士が交流できるコミュニティ作りにも力を入れました。LINEのオープンチャット機能を活用して会員限定のグループを開設し、日々のトレーニングの成果を報告し合ったり、励ましのコメントを送り合ったりできる場を提供しています。
池田さんもコミュニティ内の投稿に目を通し、時にはコメントでフィードバックを行うなど、一人ひとりに寄り添ったサポートに努めています。このように、オンラインでも「一人じゃない」と感じられる工夫が、会員の継続意欲を高めています。

オンライン展開で実感した手応えと今後の展望

オンライン展開からほどなくして、YuriFitのオンライン会員数は順調に増加しました。現在では地方や海外から参加する会員も増え、オンラインならではの広がりを実感していると言います。
対面のみでは1日に指導できる人数に限りがありましたが、オンラインサービスを組み合わせることで、より多くのお客様にアプローチできるようになりました。
また、月額課金による安定収入が得られるようになったことで、長期的な視点でサービス計画を立てられるようになった点も大きな成果です。
何より、オンラインであってもお客様にしっかり価値を届けられるという手応えを感じています。会員からは「体力がついた」「毎日運動する習慣ができた」など喜びの声が寄せられています。
池田さん自身も、当初懸念していたオンラインでの効果への不安が、それらの声によって自信に変わったといいます。また、LINEを通じてこまめにコミュニケーションを取ることで、むしろ以前よりお客様一人ひとりの変化に気づきやすくなったという嬉しい発見もありました。
オンラインとオフラインの両方でお客様をサポートできる現在、サービス提供者としての幅が広がったと実感しています。
今後の展望として、オンラインとオフラインを連携させた新たな取り組みも計画中です。オンライン会員向けのオフラインイベント開催や、栄養士など他分野の専門家と連携したプログラム提供など、サービスのさらなる充実を図りたいと考えています。池田さんはオンラインにはまだまだ大きな可能性があると感じており、今後も積極的に新しいことにチャレンジしていきたいと意気込んでいます。


オンライン展開による安定収益サービスの拡張を実感
POINT
オンラインであっても顧客と密接にコミュニケーションを取れる環境を構築することが重要
Tips
LINE上でコンテンツの閲覧状況を把握し、好評なコンテンツを強化するなどPDCAを回すのが効果的

同じように挑戦したい経営者へのメッセージ

最後に、池田さんはこれからオンラインビジネスに挑戦したいと考えている経営者へ、次のようなメッセージを送りました。

  1. 不安があってもまずは身近なツールを活用する
  2. シンプルな仕組みで顧客との距離を縮める
  3. 継続的な収益モデルによりビジネスの可能性を拡大
「最初は不安もあるかもしれませんが、身近なLINEというツールと信頼できる仕組みを使えば、想像以上にスムーズにオンラインサービスを始められます。
お客様との新しいつながりが生まれ、ビジネスの可能性が広がるはずです。ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。」

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