CVR183%向上!LP離脱防止ポップアップの活用事例
LPからの離脱を防ぎ、LINE公式アカウントへの誘導を行うことで、大幅なコンバージョン率向上を達成した事例をご紹介します。本事例では、広告からLPに訪れたユーザーを逃さずLINEに取り込み、その後のフォローによって成果に結びつけた施策と結果を詳しく解説します。
背景:広告LPの高い離脱率と計測課題
かつては直帰したユーザーに対しCookieによるリターゲティング広告で追跡する手法が一般的でした。しかし、昨今のCookie規制強化によりリターゲティングの効果も低下し、広告流入後にサイトを離れたユーザーへのアプローチが難しくなっています。結果として、多くの見込み顧客がフォローできないまま流出し、機会損失が発生していました。
- LPに訪れたユーザーの離脱率が高く、広告費用対効果が低下していた
- LPからLINE公式アカウントへの誘導策がなく、再訪やリマーケティングに繋げられなかった
- LINEでの友だち追加~予約・購入までの行動が追跡できず、広告の真の成果を測定できなかった
施策:離脱防止ポップアップによるLINE誘導とトラッキング
そこで導入したのが、LPからの離脱を食い止める「離脱防止ポップアップ」です。ユーザーがページから離れようとする離脱アクションを検知し(例:ブラウザの戻るボタンのクリック、一定時間の経過、ページ下部までのスクロールなど)、そのタイミングで画面上にポップアップバナーを表示します。このポップアップでは「LINEで友だち追加して詳細情報を受け取る」といった興味を引くオファーを提示し、ユーザーにサイト離脱ではなくLINE公式アカウントへの友だち追加を促しました。
ユーザーがLINE公式アカウントに友だち追加すると、即座に自動送信される挨拶メッセージ(ウェルカムメッセージ)やチャットボットによる案内を通じて、ユーザーの関心を逃さずフォローします。例えば、不動産業界のケースでは友だち追加直後に希望条件のヒアリングや内見予約の提案を自動化することで、ユーザーの興味を維持し、その場での離脱をさらに防ぐことができました。また、友だち追加したものの即時にはコンバージョンに至らなかったユーザーに対しても、後日LINE上でクーポン配布やリマインドメッセージを配信することで再訪・予約を促し、継続的にコンバージョン獲得のチャンスを創出しました。
このポップアップ施策とLINE誘導により、従来はフォロー不可能だった離脱ユーザーを新たなチャネル(LINE上)で捉えることが可能になりました。さらに取得した顧客データはサブスクライン上で一元管理され、セグメント別のメッセージ配信やチャットボット応対と組み合わせることで、単なる一度きりの離脱防止に留まらず中長期的なナーチャリング(顧客育成)施策へと発展させることもできます。
導入後の成果
主な成果(導入後6か月)
- 離脱しかけた訪問者の約20%がポップアップ経由でLINE友だち追加に転換
- 友だち追加したユーザーの約30%が最終的に予約・購入などコンバージョンに至ったことを確認
- LP全体のコンバージョン率(CVR)が0.6%から1.1%へ向上(約1.8倍に改善)
つまり、離脱しようとしていたユーザー5人に1人はLINEで「友だち」として継続接点を持てたことになります。そのうち約3割が後日サービス利用や契約に至ったことで、従来0.6%程度だったLP全体のコンバージョン率は1.1%へと飛躍的に向上しました。本来であれば取りこぼしていた見込み顧客を確実にフォローし、売上につなげた点で非常に大きな成果です。
さらに、LINE経由のコンバージョンまで正確にトラッキングできたことで、どの広告キャンペーンから獲得した顧客なのかが明確になりました。広告チャネル別の費用対効果(ROI)を正しく評価できるため、今後の予算配分やクリエイティブ改善にも活かせます。実際、本施策の導入後は広告のROIが向上し、効率的な集客が継続できています。
このようなLP離脱防止×LINE活用のアプローチは他社でも注目されており、別の企業ではCVRが1.3倍に、また別ケースでは1.5倍に向上した事例も報告されています。総じて、サイト離脱の瞬間に適切な働きかけを行うことで、多くの業種で顧客獲得効率が大幅に改善する結果が出ています。
LP離脱防止ポップアップ(LINE広告トラッキング対応)は、従来取り逃していた潜在顧客を確実に捉え、売上機会へ変える強力なソリューションです。自社のLPでも同様の施策を取り入れ、離脱率改善・コンバージョン向上を実現してみませんか?